今年は大雪でした。皆様のお家に、つららはできていましたか。
ものすごく大きいつららができたお家はないでしょうか。
昔の冬の風景を思い出してみてください。
屋根から、長いつららが下がっていた家。
1メートルを超えるような、大きなつららを見た記憶があるかもしれません。

あれほど大きなつらら、なぜできていたのでしょうか。
つららは「熱が逃げている証拠」
昔の家では、薪ストーブや石炭ストーブなど、とてもカロリーの高い暖房が使われていました。
寒いから、とにかく燃やす。
そうしないと、家の中が暖まらなかったからです。
すると、暖められた空気は行き場を失い、屋根の方へと逃げていきます。
屋根に積もった雪が溶け、それが凍って、つららになります。

つららが大きいほど、熱がたくさん逃げていたということになります。
外の環境と「一緒に生きる家」
こうした家は、外が寒ければ中も寒い。
外が暑ければ中も暑い。
外の環境が、そのまま室内に伝わる家でした。
当時はそれが当たり前でしたが、人が長く快適に住むには決して理想的な環境とは言えません。
寒ければ暖房をたくさん使う。
暖房費もどんどんかかる。
それでも、なかなか快適にはならない。
つららができない家を目指す
今の家づくりでは、「つららができない家」を目指します。
それは、屋根まで熱が逃げない家。
暖めた空気を、家の中にとどめられる家です。
気密を高めることで、必要以上に暖房を使わなくても、室内の暖かさを保つことができます。
つららができにくい=寒さを感じにくい家。
そんな視点で、家を見てみるのも一つです。
次回は、気密が「省エネ」とどうつながっているのかもう一歩踏み込んでお話しします。